郵便切手の移り変わり |
これらの記述は各種の資料を利用して管理者独自で作成しました。
創成期(1951〜60)
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日本の切手が銭位から円位に変更されたのは1952年で、これを機に次々と発行されました。当時はカラー印刷の技術がなく、モノクロ印刷が中心でした。 |
創成期U(1960〜66)
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このころからカラー印刷ができるようになり、色とりどりの切手が発行されました。 |
全盛期(1966〜72)
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国際条約の規定により、ローマ字の「NIPPON」が入るようになりました。 1966年の料金改定により、葉書料金用の7円切手を除き、5円単位の切手が発行されるようになりました。 この頃の切手は動植物の図案が多く、切手全盛時代とも言われました。 |
全盛期U(1972〜81)
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郵便番号制度導入により、切手の図案が明るくなりました。 1972年の郵便料金改定により、5円単位の料金から10円単位の料金に変更されました。(例外として定形外郵便物50cまでの料金25円が存在) 端数の切手のうち、6円(南天)、7円(金魚)、8円(ニホンカモシカ)の切手が廃止されました。 |
後退期(1981〜82)
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1976年の料金改定を境に、仏像のデザイン切手が増えるようになりました。これは、模造切手の横行が相次いだためで、模造対策のための図案変更の形での発行が相次ぎました。 |
過渡期(1982〜1991)
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1984年の300円切手の発行を境に、額面の書体を制定書体からユニバースに変更されました。(2003年に特殊切手に限りヘルべチカまたはフルティガーに変更) 消費税導入により、2円、41円、62円、72円、175円、210円、360円切手が発行されました。 |
過渡期U(1992〜99)
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切手の意匠テーマが「仏像」から「日本の自然」に変更され、動植物中心の切手が発行されるようになりました。これらの切手を収集家の間では「平成切手」とも呼ばれています。書体もユニバースからスクエアに変更されました。 1994年の料金改定により、41円、62円、72円の切手が廃止され、新料金差額用の9円、18円切手が発行されました。 |
沈静期(1999〜2006)
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この間の普通切手は50円、80円のシール切手の発行があっただけで、普通切手の発行はありませんでした。 日本郵政公社への移行に伴い、端数切手の2円、4円(ローマ字なし)、9円、15円、18円の切手と、10円単位の切手の40円、60円、190円、210円、360円、390円、430円の各切手と300円、400円、600円、700円切手が廃止されました。 |
郵政民営化移行期(2007〜08)
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郵政民営化に伴い、50円、80円切手がリニューアルされ、41円、62円時代と同じ「オシドリ」、「キジバト」の図案になりました。 |
一時終焉期(2008〜13)
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一度廃止となった300円切手のリニューアル版が発行されました。 最後に残った1円、3円、5円、100円、200円、500円の切手も書体変更の形で発行され、普通切手の書体変更が完了しました。 電子メールの普及や宅配便との競争激化により郵便の需要が減少したため、料金改定が行われない限り今後は普通切手の発行が行われない見込みとなりました。 |
再開期(2014〜) |
高齢者社会の対応などにより、郵便切手の額面書体が変更されました。消費増税に伴い、端数の2円切手が復活しました。 |